日本松濤館空手道連盟釧路支部涛孝会

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2学期始まりました!!

先週から2学期が始まりました。当道場は長期休みに入ると帰省される生徒さんも多いため、参加人数が少なくなります。人数が少なくても基本ベースの稽古の内容は変わりませんが、普段関わってあげられないところ、意識してもらいたいところなどを重点的に見ることができます。この夏休み中のとある稽古の話です。来た時から明らかに練習に集中できないモードでやってきた生徒がいました。その子は不器用で泣き虫な一面がありますが、毎回始めから終わりまでその子のペースで一生懸命練習をやっています。その日はなんだか気分が乗らなかったのでしょう。大人だってそんな日はあります。それでも稽古が始まったら、最低限やらなくてはいけないこと、決められた約束は守らなくてはいけません。みんなが身についている動作もその子はまだ習得できていないところがあります。この日は「ぼくどうせできないし…」そんな心境でやっていました。私が近くに歩み寄ると今にも泣きそうな顔をしています。私が「回り方違うよ」と声を掛けると本人なりに修正しようとしますがなかなか上手くできません。私が横に並んで「1・2で一緒にやるよ」と合わせようとしてもできない自分にいらだちはじめてきて動作は適当になり涙を流し始めました。私は「イライラしてやっても上手くいかないよ。集中できないなら練習休んで見てるかい?」と聞いたところ泣きながら「嫌です!!」と言ったので私が「そんな適当に練習してても〇〇の為にならないんだけどなんで適当にやってるの?」と言ったら「だって何回も何回もやってもできないんだもん!」と感情露わにしてきました。私は「だから繰り返しの練習なんだよ。できなくても何十回も何百回もやっていたらいつか必ずできるようになるから。だけどね、一つ覚えていて欲しいことはできないからって諦めて気持ちが逃げてたらできるものもできないままなんだよ。〇〇ができるようになるまで私もみんなも一緒にやっていくから頑張っていこう」と話をしたら少し微笑んで「うん」といってその日も最後まで練習をしていきました。夏休みが明けて通常人数で練習が始まり、その子の動作を見ていたらまだ完全ではありませんが、意識しながら取り組んでいるのがわかります。躓きながら一歩一歩前に進みながら成長していってくれることを願いながらまた稽古に励んで行こうと思った出来事でした。